家を建てる

2006年4月 Penguin!!

建材、設備

柱や床板の材料のほとんどは、つくばハウジングの勧めに従いました。無垢板、漆喰壁など、自然素材を使ってもらいました。

柱や梁

日本人はヒノキが好きです。色も良いし、強くて耐久力もある。難点はコストか。安くしてくださいとお願いしたら、柱は、杉、梁は松、になりました。大壁作りと呼ぶらしいですが、全部壁に隠れるので、見た目は関係ありません。杉は、ヒノキの70-80%の強度しかありません。だから杉にすると柱の本数が増えるようです。100年ももつ必要はないと思っているので、杉で十分です。四隅の通し柱は、ヒノキです。

土台には、米ヒバを使ってもらいました。しろありに強いそうです。ヒバは、ヒノキの仲間なのか、すごく良いにおいを発します。ヒバって、檜葉だから、ヒノキの葉っぱ?アスナロとも言って、ヒノキになりたくてなれない木のようです。しろありに強いのは心材だけで、芯がなければ、他の木とそんなに違わないと言う人もいます。だけど、こんなに良い匂いがすれば、シロアリも退散すると思います。木片をもらってきてお風呂に浮かべたり、寝室に置いて匂い(ヒノキチオール)を発散させました、

つくばハウジングの提案は、床はすべて節ありのヒノキでした。ヒノキというのは、見た目も麗しく、強度もあり、狂いも少ない、という魅力的な素材です。

じっくりヒノキを見ると、香りが麗しく、年輪がはっきりしていて、スギよりは間隔がつんでいるが、ウリンや紫檀、鉄木のようないわゆるheavy wood にくらべると明らかに軽い木材です。人気が高い材料ですが、値段は人気で決まりますから、人気が実力以上に価格を押し上げている可能性もあります。そのせいかどうか、おすすめのヒノキの床材というのは、節ありなのです。節には味があるというのも理解できますが、縮んですきまができるので、人工的な素材で節の真似がしてあるというのです。これにはちょっと考え込みました。床材に節があると何かとひっかかりが出るでしょう。節がないヒノキはないのか、というと、当然ありまして、それがまた3倍くらい高い。人気のなせる技でしょう。他の木材のサンプルを数種類見て、メイプル(楓)にしました。ちょっと赤っぽい色です。緻密な材質で、節もありません。趣味としては、サクラにもひかれました。ヒコーキ作りで痛感しましたが、サクラというのは実に強靱な材料です。花はたおやかですが、木材は実にマッチョで、浪花節的感覚では、まさに日本の魂、つよーく惹かれるものがありました。ただ、ちょっと年輪がうるさく、花と違って色が暗い印象です。

結局、2階は節ありヒノキ、一階は節無しメープルにしました。

水に濡れる場所、すなわち台所、浴室、トイレは、タイル張りにしました。このタイルが、また、びっくりするほど高い。インターネットを探すと、輸入建材のネット販売、サンワカンパニーというのが、安い輸入タイルを扱っています。サンプルを取り寄せてみると、日本製より多少平面性というか均質性が低いようですが、気になるほどではありません。単価が随分安い(4割くらい)ので、これを採用することにしました。

外壁、屋根

見栄えには影響大の要素ですが、あまりこだわりはありません。つくばハウジングおすすめの三州瓦とニチハのサイディング外壁の安価なものにしました。断熱にはほとんど影響がありません。直射にさらされ、高温になりますから。問題はむしろ耐久性でしょう。外壁は、10年に一度くらい塗装をやり直した方がよいと聞きました。それなら、ということで白っぽい色にしました。だんだん濃い色に塗り替えれば簡単でしょう。

外壁は、厚さが12个16个2種類あるようですが、12个砲靴泙靴拭2燭嗣明僂大きいので、少しの単価の差も200倍以上になります。千円違えば20万円です。

壁、天井

壁は、基本的に、つくばハウジングおすすめの漆喰です。接着剤を使わないので、変な匂いはしないし、調湿作用があるし、補修が簡単そうでありがたい。つくばハウジングは、空気環境が良くなると言っています。

一階の腰板にサワラを奨められました。サワラというのは、ヒノキに似た材料です。一階の床をメープルにしたのと、建具をウッドワンシリーズにしたので、ヒノキでは釣り合いが悪いかも知れません。ウッドワンと同じ木にしてもらいました。

天井は、石膏ボードにエコクロスを貼ると言われました。気になったのは、音の反響です。いくつかの完成直後の家を見ましたが、高気密高断熱の家は、どれも屋内の音の反響が大きい。夜はカンカン響くでしょう。反響の小さい材料はないか、つくばハウジングにお聞きしたところ、天井用の吸音性の高いロックウールボードを探してもらえました。ダイケンのコンサートシリーズです。

エネルギー効率のため、窓は小さめにします。小さい窓で採光効果を上げるため、高窓を多用しました。光は上から来ると気持ちよいですが、横からではまぶしくて、結局カーテンを閉めてしまうものです。高層ビルも、ガラス張りにするのが大流行ですが、どのビルを見ても、ブラインドが下りています。そして、結局、昼間でも蛍光灯を点灯するわけです。太陽光で、事務作業に適した光環境を作るのは、大変難しい。パソコンの液晶ディスプレイを見続けるのであれば、部屋は薄暗いくらいがちょうど良い。窓を大きく作るのが流行ですが、ブラインドで遮ってしまうとしたらまるで無意味。いざというとき窓を開けられますが、熱効率が悪くなるだけでしょう。

窓面積低減のため、掃き出し窓は、ダイニングの北側とバルコニーの2カ所だけにしました。窓には、熱が逃げていく効果と、直射による熱の流入があります。夏のダイレクトな日射を受けると、一間幅の掃き出し窓一つで3KW もの熱が流入し、これだけでエアコン一つがあっぷあっぷになります。冬、熱が逃げるとしても、二重窓なら、20度の温度差で200Wくらいのものです。バルコニーの掃き出しは、2メートル引っ込んでいるので、夏の高度の高い太陽からの直射は全く当たらないはずです。

最近は、二重窓が一般的になりました。これで熱貫流率が半分以下になると言われています。熱伝導のロスは少なくなっても、太陽光の直射は何も改善されません。だから、冬、熱が逃げるのは防げるが、夏の太陽直射の影響は軽減されない、すなわち、2重窓は冬の暖房を楽にするが、冷房には効果がないと思った方がよいでしょう。フィルムを貼ることを考えています。

キッチン、洗面台、風呂、トイレ

TOTO, 松下電工、クリナップなどの製品カタログを見ると、値段が高いのでびっくりです。100万円くらい平気でする。据え付け料を含んでこの値段にするからかもしれません。自分で取り付けると言うと、とたんに半分くらいになるようです。

流し台も洗面台も、シンクが大きすぎて閉口しました。食洗機を取り付けたいのですが、そのスペースが圧迫されています。食洗機があれば、シンクはそれほど大きくなくてよいのに。洗面台のシンクは、髪を洗えるように大きくしているようですが、こんなところで髪は洗わんって。顔を洗うためにお湯を張るのにも大量の水が必要になってしまいます。結局、洗面シンクの中に洗面器を置くという馬鹿なことになりそうです。

キッチン、洗面台、風呂は、タカラスタンダードの製品にしました。ホーローの耐久性に惹かれたからです。ところが、この耐久性というのも曲者です。廃棄するときには、再利用の道はないそうです(タカラに聞いて確かめました)。買い換えずに50年くらい使う覚悟が必要です。

トイレは、1F,2Fにあります。2Fにトイレを付ければ、その手洗い用に洗面台が欲しくなります。そこは、普通の洗面台でなく、タカラのミニキッチン流し台を付けることにしました。横幅1メートルくらいの流し台です。お湯をわかすこともできます。

お風呂もタカラスタンダードです。水回りはホーローずくし。